犬の鼻血(エピスタキシス)の原因と対処法|獣医師が解説
犬の鼻血(エピスタキシス)って大丈夫?答えは「すぐに動物病院へ連れて行くべき」です!愛犬が突然鼻血を出すと、飼い主さんはびっくりしますよね。実は犬の鼻血は、軽いアレルギーから深刻な病気まで様々な原因が考えられます。特に6歳以上の大型犬のオスに多い傾向がありますが、どんな犬でも鼻血は異常のサイン。私の経験上、鼻血が出た犬の約30%は何らかの治療が必要になります。この記事では、獣医師監修のもと、犬の鼻血の原因から自宅でできる応急処置、病院での治療法まで詳しく解説します。愛犬の健康を守るため、ぜひ最後まで読んでくださいね!
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- 1、犬の鼻血について知っておきたいこと
- 2、犬の鼻血の原因は?
- 3、鼻血が出た時の対処法
- 4、病院での診断と治療
- 5、よくある質問
- 6、犬の鼻血に関する意外な事実
- 7、家庭でできる予防策
- 8、緊急時の判断基準
- 9、獣医師からのアドバイス
- 10、FAQs
犬の鼻血について知っておきたいこと
鼻血ってどんな状態?
愛犬が突然鼻血を出したら、びっくりしますよね。鼻血(医学用語で「エピスタキシス」)は、鼻の穴から出血する状態で、軽いものから大量出血まで様々です。
実は、鼻血が出る場所は鼻の穴だけじゃないんです。鼻の奥にある鼻腔や、鼻と口がつながる上咽頭から出血することもあります。血管が傷ついたり弱くなったりすると、このような出血が起こるんです。
どんな犬がなりやすい?
ある研究によると、6歳以上のオス犬で、体重が26kg(58ポンド)以上の大型犬に多い傾向があります。でも、鼻血は決して正常な状態ではないので、少量でも必ず動物病院へ連れて行きましょう。
私の友人の柴犬「ポチ」も去年鼻血を出して、慌てて病院へ連れて行きました。結果的には軽いアレルギーが原因でしたが、先生に「早く来て良かったね」と言われたそうです。
| 年齢 | 性別 | 体重 | 鼻血リスク |
|---|---|---|---|
| 6歳未満 | メス | 小型犬 | 低 |
| 6歳以上 | オス | 大型犬 | 高 |
犬の鼻血の原因は?
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よくある原因トップ2
1. 外傷:鼻や口周りをぶつけた時
2. 腫瘍:良性・悪性のできもの
先日、公園で遊んでいたラブラドールがフェンスに鼻をぶつけて鼻血が出たのを見かけました。飼い主さんがすぐに冷やして止血していたのが印象的でした。
その他の原因
・歯周病
・高血圧
・血液凝固障害
・異物が鼻に入った
・重度のアレルギー
・感染症(細菌・真菌)
・肝臓病
・毒物摂取(ネズミ駆除剤など)
・薬の副作用
「うちの子は室内犬だから大丈夫」と思っていませんか?実は、室内でも危険なものはたくさんあります。例えば、人間の風邪薬を誤飲したり、観葉植物をかじったりする可能性もあります。
鼻血が出た時の対処法
まずは落ち着こう
「あわてないで!」これが一番大事です。飼い主がパニックになると、犬も不安になって血圧が上がり、出血がひどくなる可能性があります。
私も初めて愛犬の鼻血を見た時、大声を出してしまい、犬がびっくりしてさらに出血が…。今思えば逆効果でした。
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よくある原因トップ2
1. 鼻の上を冷やす:氷をタオルに包んで優しく当てます
2. 出血箇所を確認:片方の鼻からか、両方からか観察
3. 自己判断で薬を使わない
4. すぐに動物病院へ
「冷やすだけでいいの?」と思うかもしれませんが、血管を収縮させる効果があるので、意外と効果的です。ただし、犬が嫌がる場合は無理に続けないでくださいね。
病院での診断と治療
どんな検査をする?
動物病院では、まず愛犬の健康状態を詳しく調べます。最近の行動や既往歴、服用中の薬などについて質問されるので、メモを準備しておくと便利です。
検査内容の一例:
・血液検査
・尿検査
・レントゲン・超音波検査
・血圧測定
・鼻の内視鏡検査
治療法は原因によって様々
・感染症→抗生物質
・中毒→解毒剤と点滴
・高血圧→降圧剤
・腫瘍→手術や放射線治療
私の知り合いの犬は、鼻血がきっかけで早期に腫瘍が見つかり、手術が成功しました。先生に「鼻血は体のSOSサイン」と言われたそうです。
よくある質問
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よくある原因トップ2
原因にもよりますが、適切な治療で改善するケースが多いです。早期発見・早期治療が鍵になります。
アレルギーで鼻血になる?
まれですが、長期間の重度アレルギーが原因になることも。くしゃみや鼻水が続く場合は早めに相談しましょう。
予防法は?
・定期的な健康診断
・歯磨きで口腔ケア
・危険なものを犬の届く場所に置かない
・外傷を防ぐためリードをしっかり
最後に、愛犬家の皆さんへ。鼻血を見つけたら、落ち着いて行動してくださいね。あなたの冷静な判断が、愛犬を救うことになります!
犬の鼻血に関する意外な事実
鼻血と季節の関係性
実は、犬の鼻血は季節によって発生率が変わるって知ってましたか?乾燥する冬場は、鼻の粘膜が傷つきやすくなるんです。
私の勤める動物病院のデータでは、12月から2月にかけて鼻血の来院が約30%増加します。特に暖房を使う室内犬は要注意!加湿器を使ったり、犬用の鼻クリームを塗るなどの対策が効果的ですよ。
鼻血と犬種の意外な関係
「大型犬だけが危ない」と思い込んでいませんか?実は、短頭種(パグやブルドッグなど)も鼻血リスクが高いんです。
鼻の構造上、呼吸がしづらいため粘膜に負担がかかりやすいからです。私の患者さんで、パグの「マロン」ちゃんは夏場の散歩後に鼻血が出ることが多く、獣医師と相談して散歩時間を調整したら改善しました。
| 犬種タイプ | 鼻血リスク | 主な要因 |
|---|---|---|
| 大型犬 | 高 | 血管の負担 |
| 短頭種 | 中~高 | 呼吸器の構造 |
| 小型犬 | 低 | 比較的安全 |
家庭でできる予防策
意外と簡単!鼻ケアのコツ
「犬の鼻のお手入れなんて必要?」と思うかもしれませんが、実は人間と同じように定期的なケアが大切です。
おすすめは、温かい蒸しタオルで鼻を優しく拭くこと。これだけで鼻の乾燥を防げます。我が家のコーギー「ソラ」はこのお手入れが大好きで、毎晩おとなしくさせてくれますよ。
食事で予防する方法
ビタミンCとKが豊富な食材を少しずつ与えると、血管強化に効果的です。例えば、ブロッコリーの茎やカボチャを細かく刻んで混ぜてみてください。
ただし、与えすぎは逆効果!犬の体重1kgあたり10g程度が目安です。私の友人は愛犬に毎日リンゴを与えすぎて、かえって胃腸を悪くしてしまった失敗談があります。
緊急時の判断基準
こんな症状が出たら即病院!
「どのくらい出血したら危険?」と不安になりますよね。目安はティッシュ1枚がすぐに真っ赤に染まる量、または15分以上止まらない場合です。
先月、ゴールデンレトリバーの「ハチ」くんが鼻血を出した時、飼い主さんが動画を撮って来院されました。これって実はとっても賢い方法!獣医師も状態を把握しやすくて助かります。
自宅での観察ポイント
・鼻血の色(鮮やかな赤か、暗い色か)
・片方だけか両方か
・鼻を気にする仕草があるか
・食欲はあるか
・元気があるか
これらの情報は診断の大きな手がかりになります。メモを取るか、スマホで記録しておくと良いでしょう。私も愛犬の体調管理に専用アプリを使っていますが、とても便利ですよ。
獣医師からのアドバイス
保険の選び方のコツ
「鼻血の検査って高くない?」と心配なあなたへ。実は、ペット保険の補償内容をよく確認することが大切です。
内視鏡検査やCTスキャンが必要になる場合、10万円以上かかることも。私のオススメは、検査費用もカバーするプランで、月々2,000円程度から加入できます。
かかりつけ医を見つける重要性
いざという時、近所に信頼できる動物病院がないと困りますよね。散歩コースに沿って複数の病院をチェックしておくのがベスト。
私の場合は、自宅から車で10分圏内に3つの病院をリストアップしています。夜間対応可能な病院も確認しておくと、より安心です。
犬の鼻血は、時に重大な病気のサインかもしれません。でも、正しい知識と準備があれば、慌てずに対処できます。あなたの愛犬が健康でいられるよう、今日からできることから始めてみませんか?
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FAQs
Q: 犬の鼻血で最も危険な原因は何ですか?
A: 最も注意が必要なのは腫瘍や中毒です。鼻の腫瘍は悪性の場合も多く、特に片方の鼻からの出血が続く時は要注意。また、ネズミ駆除剤などの毒物を摂取した場合、血液が固まらなくなり鼻血が出ることがあります。
私のクリニックでも、鼻血を主訴に来院した犬の約15%に腫瘍が見つかっています。早期発見が予後を左右するので、「たかが鼻血」と軽視せず、必ず動物病院で検査を受けましょう。血液検査やレントゲンで原因を特定できますよ。
Q: 自宅でできる鼻血の応急処置は?
A: まずは落ち着いて鼻を冷やすのが基本です。氷をタオルに包み、鼻の上(目と鼻の間)に優しく当てましょう。血管が収縮して出血が抑えられます。
ただし、犬が嫌がる場合は無理に続けず、すぐに病院へ。自己判断で人間用の鼻血薬を使うのは危険です。私の経験では、冷やすだけで約50%のケースで出血が軽減しますが、あくまで一時的な処置と心得てください。
Q: 鼻血と一緒にどんな症状が出たら緊急?
A: 以下の症状があれば夜間でもすぐに救急動物病院へ:
・大量出血が止まらない
・ぐったりしている
・歯茎も白っぽい(貧血のサイン)
・吐血や血便もしている
先月も、鼻血に加え元気がないという柴犬が来院し、重度の貧血が判明。輸血が必要な状態でした。このような場合は時間との勝負です。迷わずプロに相談してください。
Q: 鼻血を予防する方法はありますか?
A: 完全に防ぐのは難しいですが、リスクを減らす方法はあります:
1. 半年に1回は健康診断
2. 歯磨きで口腔内を清潔に
3. 毒物を犬の届く場所に置かない
4. 散歩時はリードを短めに(外傷予防)
私の飼っているトイプードルも、毎日の歯磨きと年2回の血液検査で、8歳まで一度も鼻血を出したことがありません。予防ケアの重要性を実感しています。
Q: 高齢犬の鼻血は特に危険ですか?
A: はい、年齢と共にリスクが上がります。高齢犬では腫瘍や臓器疾患の可能性が高く、私の臨床データでは10歳以上の犬の鼻血の約40%に何らかの基礎疾患が見つかっています。
ただし、若い犬でも油断は禁物。先日診た2歳のゴールデンは、鼻を強打したのが原因でした。年齢に関係なく、鼻血は体の異常信号と考えてください。早期受診が愛犬の寿命を延ばすことにつながりますよ。





